ただの共有レンタルサーバー(コアサーバー)を開発サーバーにしてみるPart1【emacs】
このサイトはコアサーバーというレンタルサーバーを利用して運営しているのですが、コアサーバーってsshで色々いじれるんですよね。pythonやrubyのプログラムも実行でき、そのまま何も使わないのは勿体ない。もしかしたら、なにかできるんじゃないか、ということで今回はemacsを入れてみました。
共有レンタル鯖ではroot権限がもらえないので…
当たり前ですが、共有サーバーなのでroot権限を使うことはできません。つまり、パッケージをyumでインストールできないのです。
emacsの公式( https://www.gnu.org/software/emacs/download.html#windows )にもある通り、パッケージをインストールするのがベストですが、ダメなのでソースから自分でビルドします。
emacsのダウンロード
emacsのファイルは http://ftp.jaist.ac.jp/pub/GNU/emacs/ で配布されています。記事執筆時点ではemacs-26.2が一番新しいようでした。
サーバーにsshでログインしてダウンロードし、解凍します。
wget http://ftp.jaist.ac.jp/pub/GNU/emacs/emacs-26.2.tar.gz tar -zxvf emacs-26.2.tar.gz
ここまで終わると、emacs-26.2というディレクトリが生成されているので移動します。(emacsのバージョンによって、変化するはず)
emacsのインストール
configureがあるので、そのまま実行してみました。
途中までは順調だったんですが、最後にエラー。オプションを付けないとダメ尿です。
–prefix={アクセス権のあるディレクトリ}は指定しないと、/usr/localに書き込もうとし、エラーになるので必須でした。今回は、$HOME/localにしています。
–with-gif=noも付けないとエラーになったので付けています。
環境によっては、上の2つをしてしてもエラーがでたり、逆に不要かもしれませんが、そのあたりはエラーを見ながら調整すれば大丈夫かなと。
./configure --with-gif=no --prefix=$HOME/local
ところどころ警告が出ましたが、無視しました。次にmakeしてinstallです。
make; make install
これでemacsのインストールは終わりです。しかし、この状態ではPATHが通っていないので、別途PATHを通して下さい。
そして、emacsと打つと、起動成功!!
これで、かなり便利にプログラムが書けます。レンタルサーバーも十分な汎用性がありそうです。